Ultimate Mortal Kombat3(アーケードゲーム◆ミッドウェイゲームス)

【稼働開始日】 1995年
【発売元】 ミッドウェイゲームス
【開発元】 ミッドウェイゲームス
【ジャンル】 格闘ゲーム

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Mortal Kombat 11 Ultimate PS4 モータルコンバット 11 アルティメット 輸入品

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評価 4.5
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概要 (説明は『Wikipedia』より)

ミッドウェイゲームスが開発した実写取り込みの格闘ゲーム『Mortal kombat』シリーズの三作目として発売された『Mortal kombat3』のアップデート版に当たる作品。

前作ではリストラされてしまったキャラクター達が復活を遂げている。

『1』~『2』までは、東洋の文化をモチーフにした奇妙で独特な世界観が舞台だったが、『3』から現代風の都会を舞台に移し、新たな戦いが幕を開けた。

『3』ではスコーピオンやレプタイル、キタナ、ミレーナといった忍者キャラクター達が削除されてしまい、多くのプレイヤーから批判が殺到した。

結果、その「お詫び」として製作されたのが本作で、しかも兄の方のサブ・ゼロ(此方は覆面を着けている)までもが復活している他、アーマックが正式にプレイヤーキャラクターとして追加された。

因みにサブ・ゼロ(兄)、ミレーナ、アーマックはゲームオーバー時に現れるコード入力画面で、それぞれのコードを入力することで解禁される隠しキャラクターとなっている。

チェインコンボは特定の順番でボタンを押すことによって繰り出すことが出来る連続技。

キャラクター毎に性能が異なる複数の連続技が用意されている為、コンボゲーとしての側面が強まり、戦略性が大幅にパワーアップした。

相手に何%分のダメージを与えたかもしっかりと表示される。

こうしたコンボゲーとしてのシステム導入に伴い、新たにダッシュもできる様になった。

フェイタリティはシリーズでもお馴染み、対戦で敗れた相手に対し残虐な演出でトドメを刺すことができるシステム。

発動距離等の条件を揃えた上で各キャラクター毎に設定されている特定のコマンドを入力すると、画面が暗くなり不気味なBGMと共に相手にトドメを刺す。

前作でも片鱗は見られたが、特に本作では内容がギャグに走っているものまであり実にバラエティ豊かなものとなっている。

勝負が3ラウンドに縺れ込んだ時に特定のコマンドを入力すると、相手の体力を僅かながらに回復させて勝負を再開する。

一見すると単なる舐めプレイ行為にしか見えないが、実は下記アニマリティの発動条件となっている。

スコーピオンやキタナ等が復活した他、『2』ではCPU専用キャラクターだったジェイドやスモーク(人間版)、そしてバグから誕生したアーマックが正式なプレイヤーキャラクターとして追加されたことは、多くのモータリアン達を喜ばせた。

勿論、彼らにもアニマリティやフレンドシップが実装されている。

サイバー版スモークと人間版スモークを対決させられる事は勿論、ヌーブ・サイボットになる前のサブ・ゼロ(兄)も復活した事により、サブ・ゼロ兄弟対決も実現。

こうしたキャラクター大幅追加により、登場キャラクターのバランスはより均等に近づいたという評価もある。

コンボゲーとしての側面が強くなったことにより、対戦ツールとしては一層やりがいも出てきた。

相手に連続技を叩き込んで体力を削りきり「Finish Him!」を表示させた後、究極神拳を決めた時の爽快感は筆舌に尽くし難いものがある。

CPUの難易度がやや高い。

通常キャラクターとの戦闘はまだ慣れと習熟でどうにかなる程度だが、中ボスのモタローとラスボスのシャオ・カーンはエンディングまでの障壁としてはあまりに高すぎる。

特にモタローは飛び道具を跳ね返してしまう性能を持っているため、パターンを掴まないとまず勝てない。

CPUの難易度の高さは相変わらずだが、『3』にて削除されたキャラクター達(バラカ、ライデン、ジョニー除く)を復活させた事とそれに伴うプレイヤーキャラクター達の均等なバランス等、アップデート版としては十分な出来といえ、全国のモータリアン達を歓喜させた。

本作以降『3』の移植は無印ではなく本作が基準となったことからも、その完成度とモータリアンによる支持の高さが窺える。

●キャラクター

・リュウ・カン
中国出身の青年。一応シリーズの主人公。
本作ではまだちゃんと主人公している頃の彼を拝む事ができる。
前作で使用していた究極神拳のうちの一つ『咬龍破惨撃』がアニマリティとなった他、AC版『1』の本体を落とす究極神拳が新たに加わった。

・サブ・ゼロ(弟)
氷を操る忍者。
覆面を脱ぎ、厳つい素顔で戦う。

・クン・ラオ
刃付きの帽子を武器に戦う青年。

・ナイトウルフ
霊気の斧と弓矢を武器に戦う巨漢のインディアン。
フレンドシップを決めると何故かライデンに変身し、その後MK2の筐体が降ってくるという演出がある。

・ソニア・ブレイド
米軍所属の女性軍人。
強力な蹴り技と投げキッスを使った究極神拳が特徴。

・カノウ
凶悪犯罪組織「黒龍会」の幹部。
顔の右半分がサイボーグになっている。
本作ではサイボーグになっている右目の部分からビームを発射する究極神拳を使う。
本作稼動開始から17年後、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』にてスモーク共々出演し、更には全年齢対象であるディズニー映画にも拘らず同作中でゾンビ相手にFATALITYを決めてしまうなどと誰が予想できただろうか。

・ジャックス
米軍所属の黒人男性。
魔界の戦士達に対抗すべく両腕を機械化している。

・シーヴァ
『1』に登場したゴロー、並びに『2』に登場したキンタローと同じショカン族の戦士で、四本腕の女性。
前者2名とは違いプレイヤーキャラクターとして使用可能。
ただし、一部の移植版では登場しない。

・カバル
黒龍会の幹部で、二本のホークソードを武器に戦う男性。
嘗てシャオ・カーンの軍勢と戦った際に顔が焼け爛れる程の重傷を負ってしまった為、機械的なマスクと人工呼吸器を身に着けている。
素顔を見せて相手をショック死させる、呼吸器から相手の頭に酸素を送り込み風船の様に破裂させる等、ユニークな究極神拳を持っている。
後に『1』と『2』を元に製作された『Mortal Kombat Shaolinmonks』にも登場。
その時の彼はシャオ・カーンに襲撃される前であり、素顔はかなりのシブメンであった。

・サイラックス
黄色いボディーのサイバー忍者。
爆弾と緑色のネットを駆使して闘う。
砂漠のステージでは何故か背景で下半身だけ埋められている彼の姿を堪能(?)することができる。

・セクター
赤いボディーのサイバー忍者。
ミサイルを武器に闘う。

・スモーク
煙を操る忍者。
初登場した『2』では人間だったが、『3』において忍者組織「燐塊」によって無理矢理改造されてしまいサイバー忍者となった。
実は隠しコマンドで人間版も使用できる。
フェイタリティが「大量の爆弾をばらまいて地球ごと爆破」という最もギャグな代物と化しており、違う意味で人気(?)になった。
後に、カノウ共々『シュガー・ラッシュ』への出演を果たす。

・シンデル
エデニアの女王で、キタナの母親に当たる人物。
叫び声で相手の肉体を破壊する究極神拳を持つ。

・ストライカー
暴徒鎮圧部隊の生き残り。
スタンガンや警棒、グレネードといった近代的な武器を使って戦う。
『3』では銃を撃つ必殺技を持っていなかったが、本作からは銃を撃つ必殺技が追加された。

・シャン・ツン
リュウ・カンとは宿敵関係にある妖術師。
シリーズ作品における「だいたいこいつのせい」その1。
基本的には様々なキャラクターに変身して闘うが、彼自身も必殺技をいくつか持っている。
『1』では老人の姿だったが、『2』からはシャオ・カーンから若い肉体を授かり若返った。

・キタナ
鉄扇を武器に闘うエデニアのお姫様。
シリーズお馴染みとなった彼女のFATALITY「絶望接吻」は本作では相手をガリガリにしてしまう。

・ミレーナ
キタナの双子の妹とされていたが、実際は妹ではなくシャン・ツンが作り出したクローン。
飢刃一族の遺伝子が組み込まれており、口がバラカの様に裂けている。

・ジェイド
『2』ではCPU専用キャラクターだったが、本作から正式にプレイヤーキャラクターとなった。
飛び道具が全く効かないという『2』での仕様は、必殺技という形で再現されている。

・サブ・ゼロ(兄)
此方は覆面を着けている。
『1』で使用していた脊髄ぶっこ抜きが復活したが、相手の首を掴んだ瞬間、画面が真っ黒になる規制を受けてしまった。

・レプタイル
トカゲ型の獣人忍者。
本作では相手に胃液を掛けて溶解させてしまう究極神拳を披露する。

・スコーピオン
白井流の忍者で、本名はハンゾウ・ハサシ。
ハープーンを武器に闘う。
シリーズでも屈指の人気キャラであり、後に発売されたDCコミックスキャラのオールスター格闘ゲーム『インジャスティス:神々の激突』にもDLCでゲスト出演を果たす等、シリーズの顔として扱われる事が多い。
ハープーンで相手を引き寄せるときの「GET OVER HERE!」という掛け声は有名。
追加されたフェイタリティには「下方から多数の分身が出てきて、一斉に相手を袋叩きにする」というものがあるが、こちらも袋叩きに入る途中で画面が真っ黒になる規制を受けてしまった。

・アーマック
超能力で闘う赤い忍者。
元々はバグから誕生したキャラクターである。

・レイン
水と雷を操る忍者。
デモ画面にのみ登場するキャラクターで、正式にプレイヤーキャラクターとなったのは次回作『トリロジー』から。
しかし本作の一部移植版においてはシーヴァの代わりに登場する。

・ヌーブ・サイボット
『1』においてスコーピオンに殺害されたサブ・ゼロの兄が悪霊として蘇った姿。
全身漆黒、流れる血も真っ黒である。

・モタロー
中ボスを務める、半人半馬のケンタウリアン族の戦士。
飛び道具を跳ね返す等、中々手強い。

・シャオ・カーン
ラスボス。
人間界の征服を目論む魔神で、シリーズ作品における「だいたいこいつのせい」その2。
巨大なウォーハンマーとタックル技が強力。

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