【稼働開始日】 2000年9月
【発売元】 カプコン
【開発元】 エイティング、ライジング
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
カプコンが誇る名物シューティングである19シリーズのAC最終作。
全15ステージ、1周エンド。
未来の戦争を舞台にした前作から一転、再び第二次世界大戦が舞台となる。
開発元が別会社(ライジング/エイティング)になり、ゲームの雰囲気も以前作とはかなり変わっている。
自機はライトニング(1P)、零戦(2P)の2種類。特に性能差は無い。
システム(サイドファイターの復活、ショットが1942型の前方向オンリー化)、世界観は初代作への原点回帰を目指す意図が感じられるが、前作『19XX』のオーソドックスなスタイルと比較するとストイックな方向転換であり、多くのユーザーの望む方向性とは異なっていたようである。
8方向レバーと2ボタンを使用。
ショットボタンで攻撃、ボムボタンでボムを発射。
筐体によってはショット連射ボタンが付けられているものも。
ステージ内に出現する敵編隊を全滅させるとアイテムが出現する。
黄色の編隊からは自機のショットパワーアップアイテム(1つ取得するごとに、初期状態の2連装から、4連装→6連装→8連装へと強化される)が出現。
赤色の編隊からはボムが1個追加されるボムアイテムが出現。
緑色の編隊からはライフが一定量回復する「Pow」が出現。
「チャージアタック」で全滅させると、「Pow」よりも若干回復量が多い「タケノコ」に変化する。
このゲームの最大のポイントが「チャージアタック」である。
ショットボタンを押しっぱなしでタメることで画面左下の「CHARGE」ゲージが溜まり、フルになってからボタンを離すとチャージアタックが可能となる。
使用中は自機が高高度に上昇、一定時間敵の攻撃を受けない無敵状態になりショットが強化される。
ただし、チャージアタック使用後はオーバーヒートし、一定時間チャージ不能になる。
序盤のボスを一撃で粉砕するほど強力だがオーバーヒート時間が長く、前作の「マーカーショット」が終始撃ちまくれた事と比較すると使用場所を考える必要がある。
ライフ制を採用しており、敵に当たるか敵の攻撃を受けると画面左上のPOWゲージが減少し、全て無くなった時にもう1度攻撃を受けるとゲームオーバーとなる。
ライフ制ではあるが、ステージクリアでライフが回復しないため実態は残機制とさほど変わらない。
耐久力がゼロの状態の時のみ、ステージ3、ステージ6、ステージ11の開始時に僅かに耐久力が回復する。
地上物(倉庫など)を通常ショットで破壊すると金塊が、チャージショットで破壊すると金塊2個分の価値があるフルーツが出現し、10個集めるごとに「ゴールデンファイター」が画面左上か右上から出現する。
それを破壊するとサイドファイターが2機補充されるアイテムが出現する。
サイドファイターはチャージショットやボム使用中にボムボタンを押すと、敵に特攻して大きなダメージを与えてくれる。
また、金塊10個分の価値がある大きな金塊も存在する。
サイドファイターは通常ショット時の補助のみだけでなく、特攻時にも必要であり、特にボス戦ではサイドファイターの特攻を使わないとボス戦が長期戦となり非常に危険である。
よって、道中で金塊を出す建物が多数ある場所を覚え、その上でチャージゲージを事前にタメておき、多数の金塊カウントを狙うのはプレイの上で必須である。
サイドファイターのストックが切れると中盤以降のプレイは困難であろう。
なお、ゲームを進めるとレーザー支援機が出現し、サイドファイターも強化される。
一方、サイドファイターを付けずにゴールドを温存した状態で着陸シーンに到達すると残ゴールド数×1万点のボーナスとなるので稼ぎプレイにおいては大きな得点源になる。
シリーズ初のステージセレクトを標準搭載。
ステージが進むと敵の攻撃は終始激しいため最終的には素の状態で敵を捌くテクニックがないとクリアは難しい。
ハードロック調のBGM、そしてドット絵の描き込みは悪くはない。
前作がメロディアスな曲調であった事と、ドットの書き込みが粗くなった点については、ややライトな作風だった前作のファンにとって好みが分かれるかも知れない。
ステージクリア時、様々な四角形のカットインが画面を埋めるような形で組み合わさっていき、最後にボス敵を撃破した旨が「○○○○○ 撃沈」といった形で画面中央にドンと表示される演出は小気味良いものがある。
このゲームのボス敵の名前は全て漢字1文字か2文字だが、「遉兜」「烽」「隗神」など、中々カッコイイものが多い。
多めなステージ数、それでいて最初から高い難易度、さらにはダメージを受けると戦況が不利になってしまう極端なゲームバランスなど、前作である『19XX』と比べると、取っ付きが悪くなってしまった感は否めない。
前作までは縦モニターを採用していたが、本作は横モニターを採用している為、移植前提で開発していたと思われるが、長い間家庭用移植は一切行われていなかった。
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