フィールドゴール(アーケードゲーム◆タイトー)

【稼働開始日】 1979年
【発売元】 タイトー
【開発元】 タイトー
【ジャンル】 ブロックくずしゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

1979年にタイトーからアーケードにてリリースされたブロック崩しゲーム。

ゲームそのものはれっきとしたブロック崩しだが、ゲームデザインはアメリカンフットボール(アメフト)がモチーフとなっている。

なお、ゲームタイトルの「フィールドゴール」とは、アメフトの得点方式を示す専門用語でもある。

一人~二人交互プレイ可能。

ステージクリアの概念が存在しないエンドレスゲーム。

本作はパドルコントローラーを使用する。

パドルコントローラーにてパドルの操作を行い、ボールを跳ね返していくというブロック崩しの定番操作形式である。

ボールの軌道も今のブロック崩しと大方同感覚である。

画面上部にはゴール地点というものがあり、その周辺にてヘルメット(ブロック)の編成が外側から赤、青、黄色の順に包囲しゆっくりと動いている。

ブロックを跳ね返してこれらにボールを当てていくのが本作の目的となる。

同じ色のヘルメットを全部破壊するとボーナススコアが得られ、同色ヘルメットが復活する。

しかし、それと同時にパドルの長さが短くなるというリスクがあり、ミスしやすくなってしまう。

また、復活毎にヘルメット破壊時の得点が増加する。

ボーナス獲得時に、強制的にボールが包囲網の外に出され、画面下方向に落ちるようになっている。

このため、『circus』のように復活したターゲットを絡めて大連鎖、といったことはできない。

ゴール地点にボールを当てる度にスコアが累計され、スコアの累計が一定値を超えると「エキストラ」という文字が表示される。

その状態でゴールにボールを入れれば専用BGMと共にエキストラボールが1つ追加される。

エキストラが狙える状態になると、パドルがボールに触れる度に短時間の粘着効果が付き、ゴール地点を狙いやすくなる。

但し、この効果がある状態でゴール地点を当てないでいると段々と粘着効果が薄れ、完全に効力が消えてしまう。

時折画面中央にアメフト選手が現れ、それにボールを当てる事でもゴール地点のスコア累計が加算される。

加算額はアメフト選手の背番号で決定される。

頭部に当てた場合はアメフト選手は斃れて消滅し、スコア累計の加算もない。

ボールをパドル下に落とすとミスとなり、持ち玉(初期状態では3つ)をすべて失うとゲームオーバーとなる。

ミスするとゴールで稼いだ累計スコアが加算され、ゴールの初期累計値がリセットされる。この辺はピンボールのミス後のスコア形式に近い。

エキストラボールを持っていると、ミスをしても累計スコアが精算されない。

また、プレイヤーの交代も起きない。

エキストラボールは持ち玉が増えるわけではなく、1回ミスを帳消しに出来る権利と考えていい。

なお、ゴールでのエキストラは1ボールにつき1回だけなので、エキストラボールでのプレイ中に再度エキストラボールを得ることはできない。

ディップスイッチの設定で文字表示を英字が日本字に変更する事が可能となっている。

日本字の場合は「コイン ヲ イレテ クダサイ。」「ゲーム ガ オワリマシタ」といった表示となり、今の感覚で見ると妙に味わい深い文字となっている。

規定得点(標準65000点)を獲得すると、エキストラプレイ(ピンボールで言うところのスペシャル)が獲得でき、ゲーム終了後に再ゲームができる。

エキストラプレイの権利で得たゲームのプレイ中に再度規定得点を獲得してもエキストラプレイを再度得ることは出来ない。

センスの良いアメフトデザインのグラフィック。

内容はアメフトの知識を必要としないブロック崩しであり、プレイヤーを問わないお手軽さを兼ね備えていた。

元が既に完成されているジャンルであるが故に、ネタといえるネタが思いつかないというのが本音だが、アメフトとブロック崩しを融合させた試みはなかなかユニークである。

タイトーは本作の7年後にブロック崩しの大ヒット作『アルカノイド』をリリースする事となる。

よって、本作はアルカノイドのご先祖様という解釈をするプレイヤーも少なくない。

本作をリメイクした作品としては、セガ・エンタープライゼス発売、日本システム開発のACブロック崩しである『フリーキック』がある。

ちなみに、こちらのゲームデザインはサッカーがモチーフである。

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