【稼働開始日】 1985年2月
【発売元】 カプコン
【開発元】 カプコン
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1985年にカプコンからリリースされた縦シューティングゲーム。
タイトルの正式名称は『超浮遊要塞エグゼドエグゼス』である(ラスボスの名称)。
同社が本作の前年にリリースしたアーケードシューティング『バルガス』と非常にグラフィックが似通っており、一部敵キャラに類似したものが見られるが、特にスト-リーや世界観に共通する事項は公式では明かされていない。
自機である「カーネル」(1P側)と「サージェント」(2P側)を操作し、昆虫メカ集団組織の親玉であるエグゼドエグゼスを破壊するのが一応の目的であるが…。
一人~二人同時プレイ可能、全16ステージのループ制。
使用コントローラーはレバー+2ボタン。
レバーにて自機の八方向移動、ボタンは各自、ショットボタンとメガクラッシュボタンに使用する。
レバー操作の上の移動スピードは何故か他の方向よりも早く、逆に下移動のスピードは遅いというクセがあり、これをわきまえないと思わぬミスを招きやすい。
このゲームの自機ショットは常時直進系の前方型であり、画面途中で弾が切れる射程制限がある。
また、レバーを上に入れながらショットを撃つと射程が若干伸び、その逆にレバー下のショットだと射程が縮まるという特徴がある。
メガクラッシュとは使用制限がある特殊攻撃で、使用すると画面内の敵弾をかき消す効果がある。
あくまでも効果があるのは通常の敵弾のみであり、敵そのものや破壊できる敵弾に大しては一切の効果が存在しないので注意。
このゲームにおいてのクリア目標は、概要にも述べたステージ16に待ち構えるラスボス、エグゼドエグゼスを破壊する事にあるのだが、奴を倒しただけではゲームはまだ終わらず最初からのループとなる。
ゲームを終える為の真の目的はプレイヤーのスコアが1000万点を超える事であり、この条件を満たせば本当の意味でのゲームクリアとなる。
このような条件を設置したゲームはゲームの歴史全般から見ても極めて珍しい。
『バルガス』のメカチックな敵デザインをやや生物的にし、本作ならではのシステムを導入した作品となっている。
また、一応は硬派で無機質なデザインで統一されているが、スコアアイテムがフルーツだったり、ステージをクリアすると「や っ た ね !」という表示がされるなど、コミカル色も強い作風でもある。
当時のシューティングはSF的な世界観のものが多かったが、本作ではドクロ型の敵や、昆虫を模したデザインの敵が登場するなど、独創性があった。
当時としては、SF的な機械と生物的な敵が同列に登場するのは斬新だった。
バルガスに引き続き、佐吉(アイテム)、弥七(敵)も出演している。
カプコンのアーケード縦シューティング第3作(前2作は『バルガス』『1942』)として満を持して登場したのは良かったが、当時はコナミの『ツインビー』、日本物産の『テラクレスタ』、SNKの『ASO』などの意欲的な縦シューティングが目白押しだった時期であり、本作はそれらに埋もれ影の薄い存在となってしまった感が強かった模様。
1ゲームとして見れば難易度は高いものの完成度は決して低くなく、バランスも難しいなりに適度であり、当時としては珍しい二人同時プレイも可能で万人向けをアピールするのには十分な素質を持っていた。
そういう意味ではもっと評価されても良かった不遇作だったように思える。
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