【稼働開始日】 1997年7月
【発売元】 コナミ
【開発元】 コナミ
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
『グラディウスIII -伝説から神話へ-』の3Dシューティング面(4面)を元に生み出された3DSTG。
『III』の該当ステージは擬似3Dだったが、本作では全編フルポリゴンで描写されている。
とある展示会で公開された「ビックバイパー」という名のレースゲームが元になっている。
専用大型筐体のみの販売で、29インチブラウン管+ベンチシートのスタンダード版と、50インチプロジェクターとボディソニック機能内蔵シートのデラックス版の二種が存在する。
元は同社のレースゲーム『スピードキング』で使用された大型稼動筐体のコンバージョンキットとして企画されたもので、初披露時はこの筐体が使用された。
そして、この『スピードキング』筐体を使ったバージョンも極少数ながらも存在してた模様。
サブタイトルとして「ソーラーアサルト グラディウス」と表記されている。
操作方法はショット発射用の「トリガーボタン」とミサイル発射用の「ミサイルボタン」がついたアナログジョイスティックと、シート左側にあるパワーアップボタン。
視点変更も自機後ろとコクピット視点に切り替え可能。
基本システムは歴代グラディウスと同様で、敵を倒して出現したカプセルを回収、消費する事でパワーアップする。
シールドが装備されてない状態で敵機や敵弾、地形に当たるとミス。
ミス後の復活はその場復活制でミスした時の装備から半分程度剥奪されて復帰する。
残機がない状態でミスをするとゲームオーバー。
残機のエクステンドは点数により1度だけ行われる。
コンティニュー方式は工場出荷設定の「その場で再開」以外に「ステージの最初に戻る」「ステージ5(10)のみステージの最初に戻る、それ以外はその場で再開」の3種類。
これらはテストモードで選択可能。
全5ステージ構成。
工場出荷設定では1周エンドだが、2周エンドにすることも可能。
2周目では敵を倒した時に撃ち返し弾が撃たれるようになる。
描写能力の限界か、世界観を守るためか。
おそらくパイロットの姿を描写しないためにビックバイパー及びロードブリティッシュの設定サイズが100m程に巨大化している。
筐体カラーはアルピニアを意識した黒地のオレンジ色になっている。
ビッグコアは後の『グラディウスV』では平べったいデザインになったが、本作では円筒形。
Mk-IIの方もカバーが2枚ではなく3枚の立体的な物となっている。
グラフィックは大変リアルに描写されており、プレイ感覚やオブジェのデザインから『スターフォックス』を彷彿とさせるものの、モアイやザブなど、グラディウスシリーズおなじみのギミックを見る事ができる。
シリーズでおなじみのミサイルやダブル、レーザー、そして支援武装のオプションの存在により自機側の火力は3DSTGの中でもかなりのもの。
フルパワー状態ではトリガーを一度引くだけで広範囲を焼き払う事が出来る。
防御面も装備すれば3発まで耐えられるシールドがあるがため抜かりなし。
しかし、敵側は敵側で撃ってくる敵弾の数もシリーズ作の中で多めの調整となっており、パワーアップを重ねてランクが上がると目に見えて敵弾の数が増加する。後半面や撃ち返し弾が加わる2周目での弾量はまさに「弾幕」。
これらの猛攻やギミックを画面中を縦横無尽に駆け巡りながら捌いていく様はなかなか脳汁が出る。
現状ではシリーズで唯一の3D作品のため、他のシリーズ作品とは色々と勝手が違う。
一方でオプションを駆使した戦略性は他の3DSTGでは味わえない、本作独自のプレイ感覚を生み出している。
泉陸奥彦の手がけたBGMは非常に評価が高い。
長らくサントラ化はされていなかったが、2011年発売のグラディウス アルティメットコレクションに収録されている。
幾多のギミックから見受けられる脈々と受け継がれたグラディウスの血統。
だがそれらを3DSTGに落とし込むにはノウハウが足りなかったようだ。
後の『リバイズド』ではサブタイトルも消されてしまった。
●ストーリー
バクテリアンとの最後の戦いから12年後。
新たな外敵の襲来に備えるべく、惑星グラディウスにて伝説の名機「ビックバイパー」と「ロードブリティッシュ」で培われたノウハウを融合させる研究が行われていた。
その研究により最新鋭機「アルピニア」が誕生する。
サイコム物理学の研究で発見された「レーザーそのものが意思を持ち、自ら物質へ衝突しに行く」部分を兵器に転用した「サイコムレーザー」を搭載し、惑星グラディウスの新たな希望と平和の象徴として開発が進められていた。
そんな中、突如正体不明の謎の「物体」が出現。「物体」が通った軌道に存在してた惑星はどれも消滅するという不可解な現象を起こしながら惑星グラディウスへの接近を試みようとしていた。
果たして「物体」は敵なのか味方なのか?
それともかつて死闘の末に倒されたはずのバクテリアンなのか・・・?
事態を重く見た防衛軍最高機密機構:JOHNはこの正体不明の「物体」を迎撃する命令を下す。
実戦テストも兼ねたアルピニアと共にビックバイパー、ロードブリティッシュが出撃。
漆黒の宇宙へ飛び立っていた・・・。
作戦コード名「ソーラーアサルト」発動。
●自機
・WC-672H アルピニア
シリーズ初登場の新機体。
ビックバイパーに似た外見でカラーリングは黒めのボディに橙のストライプ。
移動速度は遅い。
ミサイルと溜め撃ちが敵を自動追尾するため、避けに専念しやすい。
・BP-592A ビックバイパー
シリーズおなじみの主役機体。
カラーは白いボディに青のストライプ。
移動速度は中間。
装備は初代のものをほぼ踏襲している。
・LS-379G ロードブリティッシュ
『沙羅曼蛇』で2P側自機として初登場した機体。
カラーリングは白いボディに赤のストライプ。
移動速度は速い。
装備は『沙羅曼蛇』や『グラディウスII』の4番装備に近い。
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